私がファイナンシャル・プランナー(FP)になる前は、主に出版社で仕事をしていました。子どもの頃から何よりも本を読むのが好きだったという理由です。
出版社の仕事は楽しく、雑誌の記事広告の営業をしたり、編集をしたり、ちょっとした記事を書いたり、それは忙しい毎日でした。なかでも勉強になったのが、経済誌の記事広告の営業の仕事です。いろいろな会社の社長さんに取材をして、それを記事にする仕事でした。
社長さんにお会いするのはドキドキでしたが、お話しいただくのは、社長としての生き方や考え方、会社を大きくするためにどんな苦労をしたかなど、私にとってもとても勉強になるお話ばかりでした。
FP資格に挑戦したいと思ったのは、金融関係の(かなりマニアックな)雑誌社にいたときです。金融業界の方々への取材もありましたし、仕事に役立つ勉強をしたいと思っていて、ちょうどFPの資格が注目され始めた頃でした。
そこでFP講座を受講したのですが、当時の講座は修了まで半年くらいかかり、受講生のほとんどが、金融関係や保険会社などすでにFPに関係のある仕事をしている方でした。そこで出会ったいろいろな業界のプロの方との交流もとても楽しく、勉強になりました。
無事AFP試験に合格した私は、FPとして独立して仕事をしたいと思い始めていました。そこで、上級資格のCFPを受験するための勉強を始めると同時に会社を設立。そこから私の独立系FPとしてのキャリアが始まりました。
FPではいろいろなことを学びますが、どれも生活に大きな影響を与える“お金”を切り口にした知識です。知っているだけで日常生活が少し潤うだけでなく、万が一のときに助けてもらうことができる知識。FPのそんなところに、単に覚えるだけではない知識のパワーを感じています。